12月29日の日記 1973年のピンボール


12月29日 今朝も晴れ 寒い 激しく寒い 多分この冬一番の寒気だ このフレーズも昨日と一緒

 今年最後の奉公 奉公といっても今日の奉公も朝廷や幕府に仕えているのではない

 今朝も朝焼けの中に月齢17.7の大潮の月が昨日より確実にダイエットに成功して浮かんでいる

 省線の地下改札口に差し掛かったところで駅員らしき人が辺りに呼び上げている声らしき音がする

 イヤホンを外して聞いてみると「帽子を落とされた方ありませんか!」と紺のベレー帽を手に挙げ周りに知らせながらあたりを巡り改札口の駅員ブースに戻ってきたところだった 

 丁度そこに改札を出て直ぐなんだろうコンチネント系の旅行者らしい夫婦が戻ってきて持ち主だと告げ駅員から女性に帽子が手渡された

 夫婦は二人ともお辞儀をして謝意を表わしている様子で落し物事件が一つ解決したのに出くわしたのは朝から気持ちがよかった

 とまあここまではよかった 何の気なしにイヤホンを外したまま改札を通ってホームへ通じるエスカレーター向かう途中で「ん、なんだ?」と違和感を覚えた

 なんだか五月蠅いのだ エスカレーターで「手すりを持て、黄色い線の内側に立て、子供の手を引け」、階段の昇降部では階段があることを知らせる小鳥の鳴き声を模したアナウンス音、ホームではごみは所定の場所に捨てろ、不審物は知らせろ、歩きスマホは危険だ 次に*番乗り場に到着の電車はうんうんかんぬん

 そこら中からやたら音がする

 うんざりした気持ちでイヤホンを付けた

 今日も『1973年のピンボール』

読始 読終 入手 題名 著者
2015/12/11 つづく By 1973年のピンボール 村上 春樹
2015/9/11 つづく Li 鹿の王(下)P.44 上橋 菜穂子
2015/5/11 つづく Li LAヴァイス p.174 トマス・ピンチョン