5月17日の読書 結婚式のメンバー


5月17日 曇り 出る直前まで雨

 昨日の記事を下書きにしたまま今日の記事を書く

 昨晩降った大雨は午前4時ごろには上がる予定だったのに6時半ごろまでずれ込んだお蔭で予定していた自転車通勤を断念

 いつもの公共交通機関に get on した

 あるいは

 いつもの公共交通機関に got on

したが過去形だからget onでいいのかそれともただ got on なのかその辺りがよくわからない

または「gotten on した」かもしれない

 さて公共交通機関の車内での話

 シートの窓側に座ったら窓枠の幅2cm深さ1cm全長60cm程の横枠の溝に昨晩の大雨の影響だろう雨水が溜まっていた

 それが結構溜まっていてストリートカーが停車発進するたびに慣性の法則を忠実に守って前後に移動しそれが波となってタテ枠に押し寄せているのだ

 左右に曲がればその反対の方に寄ってきて全然踏ん張らない

 前後に波打つと東映映画か何かのオープニングのようにタテ枠にぶつかって波しぶきを上げる

 北斎の富岳三十六景の大波が寄せては返す勢いでタテ枠は決壊寸前なのである

 余の二の腕辺りが丁度うしろのタテ枠に掛かっている 肩で陰になって後ろ枠の様子は判らないのだが前枠の方は減速機が作動するたびにバシャバシャなっている 見えない後ろも同じようになっているはずだ しぶきを浴びやしないかこんころ持ちは読書どころではない

 こいつは一刻も早く手を打たないととんでもないことになる 何とかしないといけない 幸いティッシュがある だが手持ちで吸い上げ切れるような水量ではない

 どうしよう そうだ 途中で堰を作って加速度を弱めてやればどうだろう

 発進停止は等加速度運動ではないが時間の二乗に比例するとして(おおざっぱすぎやしないか)距離が半分になると波の加速度は1/4になって完全にシオシオノパーだ 劇的な効果をもたらすに違いない

 などと思考実験を何度も繰り返しどこに堰を置くのがいいか考えた すぐに答えが出た 真ん中だ

 早速水が前方に寄ったタイミングで溝の幅に折りたたんだ二枚一組のティッシュを溝の真ん中に設置した 測量なんか行えるような余裕のある状況ではなかった なにせ一刻を争う事態なのだ 無我夢中だった

 早くも第一波がティッシュの堰に到達した どんどん波を吸収していく

 だがティッシュは一瞬で飽和 うははは猪口才な そんなことは最初から想定済みじゃ

 敵もさるもの引っ掻くもの堰の隙間から水が漏れ出して突破していきやがる

 とはいえ元の勢いはどこへやら漏れ出た波は完全に意気消沈してうねりほども無くなってしまっている ベタナギだ

 かくしてティッシュの堰は思考実験の予想以上に抜群の威力を発揮して運動の第一法則を克服したのであった

 やれやれこれで安心して読書に集中できるというもんだ

 ところが豈図らんや今度は効果の確認に気持ちがいってしまい堰が気になって仕方がない

 結局途中で読書をあきらめて堰の観察に身を置いたのであった

 二兎を追うものは一兎も得ないのだ

 だから『結婚式のメンバー』は遅々として進まない

読始 読終 入手 題名 著者
2016/5/9 2016/5/13 Li 郊外へ 堀江 敏幸
2016/4/28 つづく Bo 結婚式のメンバー カーソン・マッカラーズ
2015/*/** つづく iB 抗夫 夏目 漱石
2015/9/11 つづく Li 鹿の王(下)P.44 上橋 菜穂子
2015/5/11 つづく Li LAヴァイス p.174 トマス・ピンチョン

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