2月16日木曜日 晴れ 朝方は相変わらず刺すような寒さだが日中は3月の陽気になるという
ようやく『心臓を貫かれて』を読了した
普通に通勤読書をしていたら(れば)三週間ほどあれば十分読み切れてしまうのだろうが今回はPokémon Goの破滅的な影響によって五箇月のロングランとなった
中盤辺りで穴が空いた影響のせいか前後半では食いつき具合が大きく変化した
前半ではその壮絶な話の成り行きにショックを受け顔をゆがめながら読み進めなければならなかったのでこれが延々と続くのかと読破できる自信を無くしてしまいそうだった
そのうち不幸にもPokémon Goが忙しくて通勤読書がおろそかになってしまい仕舞には二箇月ほど本さえ持たずに奉公に出るなんてことになった
恐らくこの二箇月が幸いしたのだろうそろそろPokémonの図鑑コンプリートにめどが立ち始めた先週あたりから通勤読書をぼちぼち再開し始めたところ前半の苦しさがすっかり息をひそめて逆にぐいぐい引っ張られるようになっていった
あるいは壮絶慣れしたのかもしれないしそのどちらもだろう 後半はすんなりと読めていった
本文を読み終えて村上さんのあとがきを読んだ
村上さんの解説や感想のうちのいくつかが自分も感じたことだった
本文を読んでいるときになんとなくぼやっと感じていたけども読み流していたようなことが村上さんのあとがきで文字になって教えられるとなるほどそうかあの感じって大事なことなんだと思って少々嬉しくなる
子供が小さな発見をして親によくやったと褒められることでそれって凄いことなんだと気付くような感覚だろうか
そして徐々にそういう感覚が磨かれると読書がもっと深まっていくんだろう
だからあとがきとか書評や批評は前もって読まない方がいい
刷り込みの無い素直な読書を心掛けたい
読始 | 読終 | 入手 | 題名 | 著者 |
---|---|---|---|---|
2016/9/26 | つづく | Pr | 猫楠 | 水木しげる |
2016/9/6 | 2017/2/16 | Pr | 心臓を貫かれて | マイケル・ギルモア |
Li:図書館 By:購入 iB:iBooks SR:Sony Reader Bo:借り Sh:古本 Pr:頂き物